【横浜DeNAベイスターズ】FOR REAL 2017の感想
2017年クライマックスシリーズを制して日本シリーズに進出した、横浜DeNAベイスターズ。
その舞台裏を球団カメラが密着した"FOR REAL"を観覧したので、その感想を書きたいと思います。
FOR REAL 2017の感想
以下、一部ネタバレ的な内容を含みますので、まだ内容を知りたくない方はご注意ください。
ストーリーの構成
本作品は、野球中継の映像に、球団カメラがベンチ裏に密着して撮影した映像を加え、ナレーションで説明するというドキュメント映画のような作りになっています。
ストーリーは全体としては16年シーズン終了後から17年シーズン終了までといった大まかな流れの中で、各選手にフィーチャーした小さなストーリーで構成されています。
結末がわかっている物語
カネシゲタカシ氏のコラムでも触れていますが、本映画は結末が分かっています。
・筒香は春先打てないが、夏場には復調する
・桑原は打率2割まで落ちる不調に悩むが、7月に大爆発する
・山崎康は4月にクローザーを剥奪されるが、中継ぎで結果を出してクローザーに復活する
・夏場から最終戦直前までの巨人との熾烈なCS争いをし、なんとか2年連続CS進出を果たす
・シーズン3位に終わったベイスターズは、クライマックスシリーズで劇的な戦いを経て、日本シリーズに進出する
・日本シリーズでは3連敗と追い込まれながらも2連勝し、3勝3敗のタイに持ち込む寸前で敗れる
それぞれの物語については、2017年の半年以上をかけてファンが見てきた物語です。
本映画は、野球中継やスポーツニュースでは伝わり切れない、その時の選手の心情やチームとしてどう対応してきたのかが、上手くまとめられています。
登場する選手に偏りも
そのため、筒香や山崎康、桑原といった人気選手はよく登場するのですが、井納や倉本、外国人選手はあまり登場していません。
私は今シーズンのベイスターズの躍進にはロペス選手のベンチ内外での活躍があると思いますが、登場シーンがそれほど多くなかったのが少し残念でした。
(もちろん全く出ていないわけではなく、ロペス選手のチームメイトへの気遣いやお茶目なところは出ています)
ベイスターズは筒香を中心としたチーム
映画全体の感想として、私が思っていた以上に筒香キャプテンがベイスターズをまとめていると感じました。
筒香選手の他選手への気配り、チーム全体を鼓舞するモチベーション、自身への強い責任感など、アスリートの中でもトップクラスの意識の高さが見えます。
そんな彼だからこそ、昨年より成績を落とした今シーズンの年俸もアップした理由に納得できます。
ベイスターズが好きだから涙が出てしまう
ベイスターズファンとして今シーズン応援してきた身としては、今シーズンの各選手のエピソードを振り返ると目が潤んでしまいます。
特に山崎康選手がセカンドヒーローインタビューでクローザー奪還を涙ながらに語った時の映像。
この映像自体は何度か見たことがあるものでしたが、改めて劇場で見ると胸が熱くなる気持ちがありました。
ベイスターズの2017年は2時間では語りつくせない!
本映画を観終わった感想として、あんなシーンやこんなシーンなど、もっと取り上げててもいいんじゃないかというエピソードも多くありました。
おそらくは映画の尺に入りきらなかったためやむなくカットになったと思いますが、それでも物足りない気持ちが残りました。
この気持ちは来年度優勝して、FOR REAL2018にうまくつながってくれると期待しています。
まとめ
FOR REALの感想について買いて見ました。
横浜ベイスターズファンでまだ見ていない方は、ぜひ劇場に足を運んで見てはいかがでしょうか。
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